花水木の花の色

2008年06月10日

hanamizuki-9.jpg花水木はアメリカの代表的な花木で、アメリカヤマボウシともいいます。大正時代に当時の東京市長がワシントン市へ桜を贈り、その返礼として贈られたのがこの花水木だったということです。アメリカではドッグウッドと呼ばれています。ドッグウッドの名称の由来は、この木の皮を煎じて犬のノミ退治に使ったからとか。
hanamizuki-7.jpghanamizuki-3.jpg花水木の花の色は、日に日に変わり、徐々に淡い色に変化していきます。 右と下の写真は同じ木の花です。数日の違いで色が変わりました。
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hanamizuki-5.jpg左の写真はピンクの花です。ピンクもきれいです。
そして、中央のつぶつぶですが・・・これが本当の花なんですね。
一つ一つにめしべと4つのおしべがついています。
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hanamizuki-1.jpg花水木は、春の花だけでなく、秋の紅葉と赤い実も楽しむことができます。また、この実をヒヨドリなどがついばみに来るのも楽しみのひとつです。ただひとつ難点は、落ち葉の後片付けでしょうか。
我が家の庭には2本の花水木があります。1本はピンクの花がつき、もう1本は白い花でした、去年までは。ところが今年、「花水木が今年も咲くなあ。」と思って見て、驚きました。去年まで白い花が咲いていたはずの木に、赤い花がついているのです。アジサイは土壌のPhによって色が違ってくるそうですが、花水木も植えられている場所の環境の違いで花の色が変わることがあるのでしょうか。



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馬酔木(あしび・あせび)には毒がある

2008年03月10日

ashibi-1.jpgまだ朝晩は冷え込む3月早々に馬酔木の花は咲きます。梅のつぼみはまだ小さく硬いのに、馬酔木は冷たい風に揺さぶられながら無数の花を咲かせています。花に鼻をくっつけるようにしてかぐと、ほんのりとあまく匂います。
ashibi-2.jpg馬酔木は毒があると、幼い頃に祖母から聞きました。馬酔木の葉や茎は有毒成分「アセボチン」を含んでいます。馬が食べると足がなえて歩けなくなる「馬が酔う木」なんです。「あしび」という呼び方も「足癈(あしじひ)」から変化したものだそうです。もちろん馬酔木を食べた馬を見たことはありませんが、どんな風になるのかちょっと興味はあります(お馬さんごめんなさい)。

昔のように馬と一緒に生活しているわけではありませんから、自分の口に入れない限り危険な植物というわけではありませんが、庭の馬酔木を見るにつけ、「これは毒なんだ」と思う気の小さい私は、祖母の言葉に強く影響を受けたおばあちゃん子です。

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朴(ほう)の花と糸を引く種

2005年06月30日

朴の木(ほうのき)には、大きな白い花がつきます。よい匂いですが、とても強い匂いなので、近くで嗅ぐとムッとします。

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hobahana-3.jpg秋になり、葉が枯れて落ちる頃、中にたくさんの赤い種子の詰まった実が落ちてきます。この赤い種子を引っ張ると、白い糸が出て実とつなっがっています。時期を逃さなければ、木についたままの熟した実から白い糸でぶらさがっている赤い種子を見ることができます。その白い糸は、胚珠の中を通っていた「導管」(水を通す管)なのだそうです。

hobahana-4.jpghobahana-5.jpg右の写真は朴の木と同じモクレン科の辛夷(こぶし)の実ですが、種子が白い糸でぶら下がっています。

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福寿草はパラボラアンテナ

2005年03月20日

hukuju-1.jpg福寿草はお天気が良くないと花は開きません。開いた花は、パラボラアンテナによく似ています。この形で、お日様の熱を集め、まだ寒い時期にやってきた昆虫を暖めて、受粉によい環境を作っていると思われます。私たちが見に行った時にも、ハチの仲間が、やってきていて、こんなに早くから昆虫たちが活動していることに、驚きました。
しかし、実はこの花たちは、雪がとけてからでなければ、咲きません。被写体としては、雪の白と、花の黄色のコントラストは魅力的ですが、「雪がとけて花が咲き、その後でもう一度雪がふり、その雪がとけないうちの晴れた日」という条件が整わなくては、撮れないものなんですね。

hukuju-2.jpg日本の福寿草は、多年草なので、基本的には地下茎で増えますが、昆虫に受粉を助けてもらって、種もつけます。種は緑色で、あまり目立ちませんが、種をつけた後、地上部は枯れて、来年の春まで休眠するのです。この種は、およそ5年を経て、ようやく花を咲かせるのだとか。
一方、ヨーロッパでは一年草の、赤い花をつける福寿草の種類が主流で、こちらはアドニスと呼ばれています。ヴィーナスに愛されたうつくしい王子「アドニス」が、イノシシのきばにかかって死んでしまい、その時流れた血の後に、この花が咲いた、というギリシャ神話に基づいています。

お日様があたっていない時も、花を両手で囲んで、暖めてやると、花が開く、という文をみつけました(ピッキオ編・著「おもしろ花のフィールド図鑑・春」実業乃日本社)。今回は晴れていたので、実験することはできませんでしたが、曇っている時に、近所の福寿草でぜひ、試してみたいと思います。

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虫こぶ(ゴール)というもの

2004年10月30日

下の写真のように、葉の上に丸い玉がついているのを見たことはありませんか? これが何なのか、調べてみたことはありますか?

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この玉を切ってみたら、中に小さな空洞があり、そこから何かが外へ出た形跡がありました。これは「虫こぶ」と言われるものです。おそらくこの玉の中に虫の幼虫がいたのでしょう。
「虫こぶ」は、虫が寄生することで植物の細胞に異常がおこり、そこが変形したり、大きくなったり、または成長しなかったりすることによってできるものです。ですから、上の写真のような玉になるものばかりではなく、いろいろな形のものがあります。「虫こぶ」の原因になる虫は、タマバエやタマバチ、アブラムシなどです。

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gall-4.jpg虫の寄生によってできる植物の“こぶ”を「虫こぶ」と言いますが、植物にできるこうした“こぶ”がすべて虫によるものではありません。
ですから、このような植物の“こぶ”を総称して「ゴール」と呼ぶのだそうです。
植物の葉に“こぶ”がついていたり、芽が異常に変形肥大していることがあり、内部を調べてみると“虫”が見つかることが多い。そのため、この“こぶ”は虫こぶ、あるいは虫えいと呼ばれた。しかし、このような“こぶ”が、虫(昆虫類)ばかりではなく、ダニ類や線虫類、さらに細菌や菌類(カビ、キノコ類)によってもつくられることがわかってきた。そのため、これらの“こぶ”を虫こぶ(虫えい)と呼ぶのは不適当となり、まとめて“ゴール”と呼ばれることが多くなった。
            薄葉 重 著 「虫こぶ入門」 (株)八坂書房発行 より

林や森に入ったとき、ちょっと注意して植物を観察すれば、きっといくつかの“ゴール”を見つけることができるはずです。

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